カルバマゼピンは躁うつ病を完治してくれるのか?

ニューロン

カルバマゼピンはもともとてんかんの発作を抑えるために作られた成分でした。
1970年代に日本の科学者たちの手によって躁うつ病のうち「躁」の症状に対して効果があるということが報告され、今日では躁うつ病の治療にも用いられるようになりました。
躁うつ病の治療をスタートするという際にはカルバマゼピンも治療薬の候補として上がってくることがあるのです。

ではカルバマゼピンは躁うつ病を完治させてくれるのかというと、これはケースによるという部分が大きいと言えます。
というのも、そもそも躁うつ病という精神障害症状はかなり根が深い問題です。
発生するまでには生まれ持った部分が関係することもありますし、環境的要素や性格という要素も排除できません。
そのため症状自体が一時的な物、比較的完治しやすいというような物があれば、なかなか完治しないような難治性の症状もかなり多く見られます。
そうした全ての症状をカルバマゼピンが完全に治してくれるのかというと、そうした保障は無いでしょう。

ただしかし、カルバマゼピンが躁うつ病のうち躁症状に対して効果を示すのは確かなことです。
これによって精神の浮き沈みを押さえ、他の治療をサポートするということで言えば非常に優れた効果があるということについては問題なく事実であると言えるでしょう。
重要になるのは躁うつ病がかなり複雑な症状であり、その治療にはさまざまなアプローチが取られるということです。
そのため治療をスタートしてカルバマゼピンが処方されたとしても「これだけ飲んでいればいつか治る」というように考えるのではなく、医師としっかり連携して、必要な治療を継続して行うことが重要となります。
あくまでもこれは治療の一環として用いられるものであり、これだけで完結するわけではないということはしっかり把握しておきましょう。

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