意識を失うこともある2次性てんかんにカルバマゼピン

2次性てんかんは主に部分発作に対して使われる言葉です。
部分発作は過剰な電気的興奮が脳の一部に出ることで発作が起こりますが、この限定された部分から広がって、脳全体に興奮が広がって全般発作が始まることもあります。
このことを指して、2次性てんかんと呼びます。
部分発作のうち、単純部分発作は患者の意識があるケースが多いです。
これに対して、複雑部分発作は意識が遠のいていきます。

2次性てんかんは、単純発作、複雑部分発作のどちらの状態からも起こる可能性があります。
ほとんどの場合には、強直間代発作に移行します。
発作の前に前兆が見られて、意識が消失してしまいます。

強直間代発作は全般発作の一種で、右脳と左脳をまたぐ大脳全体に過剰な興奮が生じます。
全般発作ではほとんどの場合意識が消失します。
全般発作は急に倒れて強直状態に入り、けいれんに移行するので、倒れた場所によっては大事故に繋がってしまう危険性があります。

2次性てんかんでは、まず最初に部分発作から始まりますが、全般発作に移行すると意識を消失してしまうので、その際に怪我をする危険性が高くなります。
部分発作の第一選択薬になっているのは、カルバマゼピンです。
脳の電気信号を伝えるナトリウムイオンとカルシウムイオンの働きを抑えることで、てんかん発作を予防します。
カルバマゼピンだけで対処できない場合には、他の薬と組み合わせて使うと効果を発揮する可能性があります。

全般発作の強直間代発作では、バルプロ酸ナトリウムが第一選択薬となっています。
カルバマゼピンやバルプロ酸ナトリウムなどの抗てんかん薬を使っても改善が見られない場合には、難治性の症状を改善するための外科治療が適応になることもあります。

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